JAL「サイバー攻撃」からシステム復旧 最大4時間遅延 27日1便欠航も平常運航
社会|
12/26 21:35
日本航空へのサイバー攻撃によるネットワーク障害が起きていた問題で、27日は国内線の1便が欠航しますが、それ以外は平常運航の予定だということです。
日本航空によりますと、26日午前7時24分から社内外をつなぐネットワークに不具合が生じ、午前8時56分に障害の原因となっている装置を一時的に遮断しました。
その後、午後2時20分、日本航空は障害の原因を特定したうえでシステムが復旧したことを発表しました。
顧客データの流出やウイルスによる被害は確認されていないということです。
また、サイバー攻撃の後に26日に出発する国内線と国際線の航空券の販売を一時停止していましたが、システムの復旧に合わせて再開しました。
国内線の空港での「空席待ちサービス」は停止していましたが、27日は再開する見通しです。
サイバー攻撃による遅延などの影響により、26日午後8時の時点で羽田空港と伊丹空港を結ぶ路線などを中心とした4便と27日に出雲空港と羽田空港を結ぶ1便の合わせて5便が欠航し、合わせて793人に影響が出るということです。
また、国内線60便と国際線11便で30分以上の遅れが出ていて、国際線で最大4時間の遅れが出た便もあったということです。
日本航空は今回の事態を受けて「ご迷惑をお掛けしておりますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。