カナダ・トルドー首相が辞任表明 トランプ氏挑発「米と合併すれば」
国際|
01/07 10:46
支持率が低迷し辞任の圧力が強まっていたカナダのトルドー首相が、首相と与党の党首を辞任すると表明しました。
トルドー首相は会見で「議会は数カ月間、機能停止状態に陥っている」と述べたうえで、新たな党首が選ばれた後に首相と党首を辞任する考えを明らかにしました。
トルドー内閣では先月、アメリカのトランプ次期大統領の追加関税への対応を巡り、意見の対立から財務大臣が辞任し政権運営に大きな打撃となっていました。
トルドー氏の辞任表明を受けて、トランプ氏はSNSに「カナダがアメリカと合併すれば関税は課されず、素晴らしい国家になるだろう」などと投稿しました。
トランプ氏は去年、関税を巡ってトルドー氏と会談した後、「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」との主張を繰り返しています。