9月の実質賃金1.4%減 物価高続き9カ月連続マイナス 厚労省
社会|
11/06 08:30
9月の労働者の実質賃金が前の年の同じ月と比べて1.4%減り、9カ月連続マイナスとなりました。賃金の伸びが物価の上昇に追い付いていない状況が続いています。
厚生労働省によりますと、9月に労働者が受け取った基本給や残業代などを合わせた「現金給与」の総額は平均29万7145円で、前の年の同じ月と比べて1.9%増え、45カ月連続でプラスとなりました。
一方、物価の影響を考慮した「実質賃金」は1.4%減少し、9カ月連続でマイナスです。
厚労省は「賃金は順調に上がっているが、物価の伸びがさらに大きくなっていて、実質賃金はマイナスになった。物価、賃金状況を今後も注視していく」とコメントしています。





