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朝晩冷え込み…おでんの季節 知ってますか?ご当地おでん

社会

11/04 20:06


 全国各地で味や食べ方が違う「ご当地おでん」を紹介します。 ■静岡おでん定番“ロマンス”?
 朝晩の冷え込みが強まるなか、食べたくなるのが温かい「おでん」です。
 東京・砂町銀座商店街の“おでん種”専門店は大盛況。 60代の人 「涼しくなってきたので、昼に温かいものを食べようと」
 不動の人気はだしがたっぷりしみ込んだ「ダイコン」。「たまご」も外せません。 70代の人 「ここ来ると結構、買っちゃう。ダイコン、ジャガイモ、つみれ」 80代の人 「(Q.おでん好きですか?)大好き。味が良いの、ここの。はんぺんが好きだね」
 皆さん、好きなおでんはそれぞれ…。
 全国には、その土地ならではのご当地おでんがあり、練り製品の食品メーカー「紀文」によりますと、その数は29種類にも上るそうです。
 一体、どんなご当地おでんがあるのでしょうか。
 まずは中部エリア。都内にある静岡県料理の専門店。
 真っ黒な汁の中には、おでん種がぎっしり。
 醤油ベースのだし汁に、時間をかけてじっくり煮込んだ「牛すじ」。
 サバやイワシなどをすりつぶした「黒はんぺん」は“静岡おでん”の定番です。 静岡のおいしいものガッツ
 市川徳二代表 「(Q.なぜ白いはんぺんではない?)逆に黒いはんぺんは普通なので、白いはんぺん何ですか?って質問を返したいぐらい」
 イワシやカツオの粉などで作られた「だし粉」をかけるのも“静岡流”。
 さらに、こんなおでん種も…。 静岡のおいしいものガッツ
 市川徳二代表 「こちらがロマンス。白身魚のすり身を板状にして焼いたもの」
 気になるのが、その名前ですが…。 静岡のおいしいものガッツ
 市川徳二代表 「静岡のおでん屋さんで、おかみさんに入れ込んだお客様が毎回来て、毎回注文して食べてて、ロマンスという名前が付いたという逸話がある」 ■トロトロ絶品
 鹿児島定番は?
 続いて九州エリア、鹿児島県のおでんです。
 都内で鹿児島おでんをデリバリーする会社が太鼓判を押すのが…。
 主役は時間をかけてじっくり煮込んだトロトロの「豚の軟骨」です。
 麦味噌で味付けした甘めの汁が絶妙に絡み合います。 トグトグッド
 中島健代表 「(鹿児島では)どの家庭でもよく使う豚の軟骨を約8時間煮込む」 ■青森定番つけダレ“生姜みそ”
 東京・神田にある青森料理専門店。津軽三味線を聴きながら、舌つづみを打つお客さん。 東京出身の人 「待って、本当にこれすごい。だしが!」
 皆さん大絶賛するのが「青森おでん」です。
 だしがしみ込んだ「ホタテ」や地元でよく食べられるという「根曲がり竹」。
 さらに、つけダレにも特徴が。みそ、みりん、砂糖などにすりおろした生姜を加えた「しょうが味噌」です。 東京出身の人 「うま味が、しょうがの香りも強くていいですね」 青森出身の人 「おでんはしょうが味噌しか食べない。津軽は」
 しょうが味噌は青森県ならではの理由がありました。 跳人
 神田本店
 小野幸春店主 「昔、青森と函館が青函連絡船で結ばれてたころ、乗船客の体を温めてあげたいと考案されたと聞いている。しょうがは体を温める効果がある」
 ご当地おでんには、その土地で暮らす人々のあたたかさが詰まっていました。

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