3億円余りの所得を隠し脱税したとして逮捕された都内の通信関連会社の代表が、逮捕前の調べに対し「この取引は正しいです」などと話していたことが分かりました。
　新宿区の通信関連会社「JCN」代表・岡嘉夫こと虞海嘉容疑者（57）は3億円余りの所得を隠し、法人税や消費税など合わせて1億1700万円ほどを脱税した疑いで8日、東京地検特捜部に逮捕されました。
　虞容疑者は架空の費用を計上する手口を使っていましたが、その後の関係者への取材で逮捕前に「この取引は正しいです」などと話していたことが分かりました。
　特捜部と東京国税局は実態解明を進めています。