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賞金大幅アップの棋聖戦が3日開幕 6連覇狙う藤井七冠VSタイトル初挑戦の杉本六段

社会

06/02 23:50


 将棋の棋聖戦五番勝負が3日から開幕するのを前に6連覇がかかる藤井聡太七冠(22)とタイトル初挑戦の杉本和陽六段(33)が意気込みを語りました。 藤井聡太七冠 「非常に歴史のあるホテルということで、今回伺うことを楽しみにしていました。雰囲気も素晴らしくて、集中して対局に臨めそうかなと感じています」 杉本和陽六段 「あすは師匠の和服をいただいたものを着用する予定なんですけれども、師匠のパワーを感じられたら良いかなと思っています」
 棋聖戦が栃木県日光市で開幕するのを前に、会場になっている「日光金谷ホテル」で2日、記者会見と前夜祭が開かれました。
 棋聖戦は五番勝負で先に3勝した方がタイトルを獲得します。
 藤井七冠は去年、棋聖戦5連覇を達成して「永世棋聖」の資格を獲得していて、今回、6連覇を狙います。
 先月30日には名人戦第5局で永瀬拓矢九段に「千日手」による指し直しの末、勝利し、通算4勝1敗で名人戦3連覇を達成したばかりです。
 一方、挑戦者の杉本和陽六段はタイトル初挑戦で、挑戦者決定戦では名人戦で藤井七冠に挑戦した永瀬九段に勝利していて、勢いに乗っています。 藤井聡太七冠 「名人戦と棋聖戦はだいぶ持ち時間も異なりますし、予想される展開も全く変わってくるので、その点は切り替えて臨んでいくというのは求められるのかなというふうに思っています」 杉本和陽六段 「棋譜を見ていても全く隙が見当たらないといいますか、最強の相手といいますか、そういった印象があります。自分がいかにその相手に対してバランスを崩さずに食らいついていけるかがポイントになるかなと思っています」
 前夜祭の前には対局室で検分が行われました。
 タイトル初挑戦の杉本六段は、対局室の雰囲気や駒の手触りなどを念入りに確認していました。
 棋聖戦は今回から優勝賞金が4000万円となりました。
 特別賞の1000万円と合わせると事実上の総額は5000万円となり、優勝賞金が最高額である竜王戦の4400万円を上回りました。
 注目の棋聖戦第1局は3日午前9時から始まり、勝敗は夕方以降に決まる見込みです。