繭玉状に包装されたコカインを飲み込み、密輸しようとしたとしてブラジル国籍の男が逮捕されました。男の体内からはコカインの小袋165個が見つかりました。
　カルロス・アウベルト・アウメイダ・デ・オリベイラ・ネット容疑者（23）は去年12月、繭玉状に包装されたコカイン飲み込み、ブラジルから密輸しようとした疑いが持たれています。
　警視庁によりますと、体内からは末端価格3300万円相当となる繭玉状に包装されたコカインの小袋165個、約1320グラムが見つかりました。
　警視庁の摘発で体内から発見された量としては過去最大です。
　取り調べに対して容疑を認めていて、「目隠しをされて『飲み込まないと殺すぞ』などと言われ、100個以上飲まされた」などと話しているということです。
　去年の秋以降、同様の手口でブラジルからコカインを体内に隠して密輸しようとする事案が増えていて、警視庁などが警戒を続けています。