トンネルに31人“緊迫の救出” ゴンドラで引き上げ…
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07/10 19:42
建設中のトンネルが崩落し、中に31人が取り残される事態に。緊迫の救出をカメラが捉えました。
集まった大勢の作業員たち。地下からクレーンで引き上げられるゴンドラ。中に救助されたとみられる作業員らの姿が見えます。
9日夜、アメリカのロサンゼルスで建設中の下水処理施設のトンネルで土砂が崩落する事故が発生。作業員は地上から約121メートルの地下にいたとの情報もあります。
消防局長
「当初27人が閉じ込められているとみられましたが、その後4人が救助に向かったため、合わせて31人がトンネル内にいました」
事故が起きたのはロサンゼルス郡衛生局が進めている、下水をきれいな水に処理して海に流すクリアウォーター計画の施設で、地中に掘られた円柱状の構造物がトンネル唯一の出入り口だということです。
この出入り口から海まで続くトンネルの長さは約11キロ。
崩落事故が起きたのは出入り口から約10キロ離れた場所だということです。
クレーンにつるされたゴンドラ。乗っているのはトンネル内に閉じ込められた作業員とみられます。無事を喜ぶかのように出迎える様子もみられました。
救出された作業員
「緊迫した状況でした。トンネル内で私の後ろで崩落が起きました。出口は1カ所しかないので、戻るしかありませんでした。とても恐ろしかったです」
トンネルは完全には土砂でふさがれなかったため、作業員は土砂の山を乗り越えて脱出したということです。
結局、31人は全員が無事に救助され、取り残されたり、けがをした人はいないということです。
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