パリ市民“長年の夢”セーヌ川で102年ぶり遊泳解禁 少年「子や孫の代にも伝えたい」
国際|
07/06 05:33

フランス・パリの中心部を流れるセーヌ川に5日、3カ所の遊泳スポットがオープンし、102年ぶりに市民の遊泳が解禁となりました。
水質汚染が深刻で、1923年から遊泳が禁止されていたセーヌ川に5日、3カ所の遊泳スポットがオープンしました。
フランス政府とパリ市は、去年夏のオリンピック・パラリンピックで競技を実施するために約2400億円かけて水質改善に取り組み、今回、102年ぶりに遊泳が解禁されました。
パリ市民
「歴史的なタイミングだからと、一番乗りするため午前5時半に起きました」
「(この体験を)皆に話したいな。僕の子どもと孫たちにもね」
遊泳スポットは去年夏のパリオリンピック・パラリンピックの「レガシー【遺産】」と位置付けられていて、5日から来月31日までの約2カ月間、無料で開放されています。
去年のオリンピック・パラリンピックではセーヌ川でトライアスロンなどの競技が実施されましたが、雨が降ると水質が悪化し、一部の日程が変更され、競技後に体調不良を訴える選手も相次ぎました。
パリ市は毎日、遊泳スポットの水質を検査し、基準を満たさない日は閉鎖する予定です。