フランスの極右政党創設者ジャンマリ・ルペン氏 96歳で死去 移民排斥運動の源流とも
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01/08 03:12
フランスの極右政党「国民連合」の前身である「国民戦線」創設者のジャンマリー・ルペン氏が7日、亡くなりました。96歳でした。
ジャンマリー・ルペン氏は1956年に戦後最年少の27歳でフランスの国会議員に当選し、1972年に極右政党の「国民戦線」を創設して初代党首となりました。
移民排斥などを訴えて支持を集め、2002年の大統領選では決選投票に進み、ジャック・シラク氏に敗れました。
2011年に娘のマリーヌ・ルペン氏に党首を譲った後は、経済政策に重点を置いて人種差別主義的なイメージを薄める路線を取るマリーヌ氏と対立。
2018年の「国民連合」への党名変更を機に「名誉党首」の役職も外れました。
ジャンマリー・ルペン氏は7日正午ごろ、パリ近郊にある入院先の施設で家族に見守られながら息を引き取ったということです。