フジテレビが検証番組を放送 日枝体制の長期化がガバナンス不全の一因など指摘
経済|
07/06 16:44
フジテレビは中居正広氏と元女性社員を巡る問題について、検証番組を放送しました。
番組では、対応を誤った経緯や背景となった企業風土を関係者の証言で検証しました。
長年に渡る日枝久・元取締役相談役の影響について社長経験者が取材に応じ、「役員の指名も日枝氏が行っていた」「ハラスメントを経験した人が上がってしまうこともあり、強烈な違和感があった」として、日枝氏が人事権を持ち続けたことがガバナンスが機能しなかった一因だと指摘しました。
また、港浩一元社長や大多亮元専務が過去に一部の女性社員やアナウンサーを集めて定期的に会合を開いていたとして、「女性アナウンサーは上質なキャバ嬢だ」などと大多氏に言われたと参加者のアナウンサーが証言しました。
番組では、こうしたハラスメントに寛容とされる企業体質のなか、一連の問題に適切に対応できなかったとしました。