「USスチール買収諦めない」日本製鉄の狙いは
経済|
01/08 21:50
USスチールの買収を巡り、バイデン大統領らを提訴したと日本製鉄が発表しました。
日本製鉄
橋本英二会長
「米国の事業遂行を決して諦めることはありません。諦める理由も必要もないというのが私の考え方でありますし、日本製鉄、USスチールの一致した考え方であります」
日本製鉄のアメリカ鉄鋼大手「USスチール」の買収計画。これに対するバイデン大統領の禁止命令は違法な政治的介入だとしてバイデン大統領などを相手取り、禁止命令の無効を求める訴えを起こしました。
会見では大統領をバイデンと呼び捨てにするなど終始、厳しい口調でした。
日本製鉄
橋本英二会長
「バイデンの不当な判断によってですね、こういった結論が出ましたので、その(USスチールへの)リスクはもうすでに生じています」
大統領令の理由は買収によってアメリカの安全保障に懸念が生じるというものでしたが、橋本会長は適正な手続きで審査されないままバイデン大統領が大統領令を出したと主張。
さらに石破総理大臣も大統領令の理由について、なぜ安全保障の懸念があるのか、アメリカ側に説明を強く求めました。
そもそも日本製鉄によるUSスチール買収は、おととしの12月に両社が合意。経営不振だったUSスチールのトップも株主も買収に前向きでしたが、ここに来ての大統領令。
こうした状況にSNSでは…。
X(旧ツイッター)への投稿
「日本は同盟国なのに何が安全保障の懸念なのか分からない」
「安全保障を建前にされたら何でもできる」
「トランプも反対していたし、大統領が変わっても期待できない」
「安全保障上の懸念がある」と主張するアメリカ政府に対して日本、そして日本製鉄はどう向き合えばいいのか。