洋上風力発電を巡る汚職事件 秋本被告“受託収賄”で無罪主張
社会|
11/25 12:15
洋上風力発電を巡る汚職事件で、元衆議院議員の秋本真利被告(49)が初公判で受託収賄の罪について無罪を主張しました。東京地裁前から報告です。
(社会部・山下脩記者報告)
受け取った金が賄賂に当たるのか、検察側と弁護側が真っ向から主張が対立する裁判が始まりました。
秋本真利被告は、洋上風力発電を巡る国会質問をするよう依頼を受け、便宜を図る見返りに合わせておよそ7200万円の賄賂を受け取った受託収賄の罪などに問われています。
25日の初公判で秋本被告は現金などを受け取ったことは認めましたが、「国会での質問など私の職務とは関係なく、賄賂には当たらない」と受託収賄の罪について無罪を主張しました。
検察側は、冒頭陳述で「洋上風力の普及拡大に積極的で利用価値のある議員と認識されていた」と指摘しました。
賄賂を贈った側も無罪を主張していて、金の趣旨を巡る攻防が法廷で繰り広げられることになります。