イノシシが車に“つきまとい” 住宅の玄関にも…なぜ相次ぐ
社会|
01/06 18:46
“まとわり付く”ように車のそばを離れません。市街地でイノシシの目撃が相次いでいます。
目撃した人
「えーこれ、やばくない?危ない、危ない!」
目撃した瞬間、思わず口をついた言葉でした。
右折待ちの白い車の周りをイノシシが…。
目撃した人
「えーってなっとる皆。プリウスやばぁ!」
福岡県の住宅街に突然、現れたイノシシ。車のそばを離れません。そして白い車が右折。
目撃した人
「あー、走りよる、走りよる。あ、どっか行った」
突然のイノシシの出現に街中は騒然となりました。
目撃した人
「地元がその付近なんですけど、イノシシを見たのが初めてだったので、すごくびっくりしました」
住宅街での目撃はさらに…。
岡山県内で住宅の間をさっそうと通り過ぎるイノシシ。向かった先は、近くにある建物の玄関でした。
目撃した人
「結構大きい音がして。どちらかというと、ガシャっていう音ですね。初めての音っていう感じですか、聞いたことないような音なので」
何の音だったのか、防犯カメラを確認すると…。
目撃した人
「スローで見たらイノシシって分かった感じですね。とりあえずはパニック状態ですかね」
なぜ街中で目撃が相次いでいるのでしょうか。野生動物に詳しい専門家は…。
兵庫県立大学
自然・環境科学研究所
栗山武夫准教授
「40年間でイノシシ自体の分布域が2倍になっているという現実があって、冬場、繁殖期になりますので(雄が)広域に雌を求めて動き回る。(けがをしないためには)見つけたら、そっとその場を離れるというのが重要」