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文科省2025年度予算案に5兆4000億円計上 教員の処遇改善や半導体人材の育成

社会

12/27 10:21


 文部科学省は来年度の予算案で5兆4029億円を計上しました。教員の残業代の代わりとして支給される調整額の増額や、半導体に関する人材育成の費用などが盛り込まれています。
 27日に閣議決定した来年度予算案で、文科省の一般会計は今年度から645億円増額の5兆4029億円となりました。
 文教関係予算が4兆1218億円、科学技術予算が9777億円、文化芸術関係予算が1063億円、スポーツ関係予算が363億円です。
 文教関係では公立学校の教員に残業代の代わりとして給与の4%を支給している「教職調整額」の増額などが盛り込まれています。
 また、2021年から始まった小学校での35人学級がすべての学年で実現することになります。
 世界的に需要が拡大している「半導体」については、全国的な人材育成の拠点作りなどに新しく6億円を計上するなどしています。
 科学技術関連では、今年度の補正予算で41億円が計上された防災研究予算が4億円増えています。
 火山対策の司令塔として今年4月に発足した「火山調査研究推進本部」における調査研究などのさらなる推進を図るとしています。

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