“曲がる太陽電池” 国産「ペロブスカイト」大阪に新工場で量産へ 積水化学
経済|
12/26 21:15
積水化学工業は軽くて折り曲げられるペロブスカイト太陽電池について、電機大手シャープの工場を取得して量産化すると発表しました。
積水化学工業
加藤敬太社長
「2025年度の事業化を目指して軽量フレキシブルペロブスカイト太陽電池の開発・量産技術の確立に取り組んでいく」
ペロブスカイトはビルの壁や柱などに設置することが可能で、次世代の太陽電池として普及が期待されています。
加藤社長は会見で、量産化によって再生可能エネルギーの地産地消に貢献できると説明しました。
積水化学は量産化のため大阪府堺市にあるシャープの本社工場の一部を取得し、2027年に新たな工場を稼働させます。
2030年には原発1基分に相当する1ギガワット程度の生産能力に拡大させるとしています。
投資額は3145億円で、そのうちの半分を国からの補助金で賄うということです。