福岡・佐賀のニュース

増加するさまざまな詐欺による被害をなくそうとＨＫＴ４８のメンバーや薬剤師たちが呼びかけを行いました。

「ニュースでも最近多いですけど儲け話は注意してね」薬剤師が薬局利用者に呼びかけます。

鳥栖市の薬局など６５カ所で配布されたのは「ニセ電話詐欺被害防止のための処方箋」です。

佐賀県警は鳥栖三養基薬剤師会などと連携して幅広い年齢層が利用する薬局でお薬手帳サイズの”処方箋”を配り詐欺被害を防止したいとしています。

一方、福岡市内のコンビニエンスストアでは。「高額の電子マネーカードによる詐欺が多発していると聞いている。こちらのシートの方の確認をお願いします。」とコンビニ店員がレジに来た男性に声を掛けます。

コンビニの店員による声かけなどで詐欺被害を防ぐための訓練には、特別防犯支援官のＨＫＴ４８・石橋楓さん（１９）と今村真莉愛さん（２１）が参加しました。

福岡県警はコンビニに声かけシートを配布するなど被害を防ぐ取り組みを進めていて、訓練は男性客が犯人と電話をしながら電子マネーカードを購入しようとする被害を阻止するなどの想定で行われました。

コンビニ店員の声かけによってこれまでに１６４件の詐欺被害が防止されているということです。

福岡県警によりますと県内では今年９月末までにニセ電話詐欺による被害額がおよそ１１億円、ＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺による被害額がおよそ５６億円にのぼっています。

今回新たに外国人のコンビニ店員にも対応してもらえるように英語表記の声かけシートを配布したということです。