吉松県議が「第三者委設置」を申し入れ 蔵内議長は取材に応じず 福岡県議会“金銭授受疑惑”【ぎゅっと】
ぎゅっと
2026年07月21日
福岡県議会を巡る金銭授受疑惑で、告発した吉松源昭県議が、7月21日、第三者委員会の設置を福岡県などに申し入れました。
一方、蔵内勇夫議長は、取材に応じず立ち去る場面もありました。
果たして、疑惑の解明はできるのでしょうか。
■「県民の信頼を回復し県政を前に進めるためには」告発議員が第三者委設置を申し入れ
福岡県議会を巡る金銭授受疑惑を告発した吉松源昭県議は21日、服部誠太郎知事と蔵内勇夫議長に対し、一連の問題の真相究明のため、日本弁護士連合会のガイドラインに基づく第三者委員会の設置を申し入れました。
吉松県議は「県民の信頼を回復し県政を前に進めるためには、調査結果だけでなく、その調査手続き自体が独立性・客観性を備えたものでなければなりません」と話し、公正な調査の必要性を訴えました。
■「時間がかかる・・・」第三者委を否定する蔵内議長、取材に応じず…
一方、疑惑の渦中にいる蔵内議長は、これまで第三者委員会の設置について「次の選挙はもう間近ですから」「第三者委員会だとかなりの時間がかかる」と話し、時間的な問題を理由に否定的な姿勢を示してきました。
21日、蔵内議長は山口県下関市で開かれた「下北道路」の整備促進大会に出席。
大会後に、記者団から改めて、第三者委員会の設置について問われましたが、無言で車に乗り込み、会場を後にしました。
■「日本の副首都を引っ張るエリアにならない」大阪・吉村知事の批判に高島市長は…
この福岡県議会の混乱は、県外にも波紋を広げています。
副首都誘致でライバルとなる大阪府の吉村洋文知事は、7月15日、「全く改革が進んでいないではないか」「そんなレベルの話をしているようでは、日本の副首都を引っ張るようなエリアにはならないんじゃないか」と福岡県議会を批判していました。
この発言に対し21日、福岡市の高島宗一郎市長は「『福岡は資格がない』と言われ、県民は本当に悔しい思いで見ていると思う」と述べ、議会に対し「正すことは正してほしい」と訴えました。
■疑惑の会合で飛び出した「汗をかく」発言、その意味とは
蔵内議長が出席した「下北道路」の整備促進大会で注目されたのは、来賓として挨拶した福岡9区選出の緒方林太郎衆院議員の発言です。
「ぜひ北九州市側がですね、福岡県に対して汗をかいて」と述べたこの「汗をかく」という言葉。
金銭授受疑惑を告発した吉松県議が「金を出すことの隠語として使われていた」と指摘している言葉でもありました。
■「半年あれば報告書はできる」専門家は指摘、真相究明の行方は
蔵内議長が第三者委員会設置に難色を示す理由の一つである「時間」。
これについて、舛谷竜一弁護士は「3カ月~半年もあれば報告書はできる」と指摘しています。
さらに舛谷弁護士は、不都合な事実もそのまま公表できる第三者委員会での調査は「徹底調査のためには必要不可欠」だと話しています。
告発した吉松県議も「本当に実態を解明しようと思うのであれば、絶対に第三者委員会なんです」と、その必要性を強調しています。
県民の信頼が揺らぐ中、議会がどのような決断を下すのか、その対応が問われています。
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