福岡市内から車で1時間半ほどの場所にある、佐賀県武雄市の『佐賀県立宇宙科学館“ゆめぎんが”』は、「佐賀から地球、宇宙を発見する」をテーマに、子どもから大人まで楽しみながら学べる施設です。
入館料は子ども(小・中学生)が200円、大人が520円と、充実した展示内容にもかかわらず、とてもリーズナブルなのが魅力です。
■超貴重!「動物はく製の世界」
中に入ると、まずその建物の広さに圧倒されます。
1階から3階まで「地球発見ゾーン」「佐賀発見ゾーン」「宇宙発見ゾーン」と、総面積8000平方メートルを超える空間にテーマごとの展示が広がっています。
現在は、『WHO ARE WE 観察と発見の生物学』を開催中。これは国立科学博物館に所蔵されている超貴重な動物のはく製の巡回展で、普段は目にすることができない珍しい標本を見ることができます。
■標本から命を学ぶ「動物はく製の世界」
展示室に入ると、ヤギのような大きなツノを持った迫力あるはく製が迎えてくれます。ここでは、通常の展示会では見られるあるものがないのです。それは、はく製を解説したキャプション(表示)。来館者が自分の目で動物を「観察」し、自ら考えて「発見」する機会を提供するという、企画の狙いでもあります。はく製の横にある引き出しを開けると、「シマウマ」の縞模様や「カタツムリ」の殻など、体のパーツや自然物の標本が並んでおり、動物たちの特徴を深く知るためのヒントが隠されています。
また、第2展示室には「シカの仲間」と「ウシの仲間」の動物たちが並んでおり、来館者はツノの形からその違いを学ぶことができます。ぜひ学芸員の方に話を聞いて、違いを発見してみてください。
■佐賀ならではの貴重な標本も「佐賀発見ゾーン」
「佐賀発見ゾーン」では、佐賀に生息する動物たちが展示されています。特に目を引くのは、水槽に展示された大きな魚の標本。これは佐賀県の唐津市で水揚げされた「リュウグウノツカイ」のはく製です。さらに、「アナグマ」や「タヌキ」など佐賀にゆかりのある動物のはく製も並んでいます。
■月の重力を体験!「宇宙発見ゾーン」で非日常体験
そして、去年(2024年)3月にリニューアルした「宇宙発見ゾーン」へ。ここでは、宇宙を身近に感じる体験ができ、宇宙飛行士になった気分で遊ぶことができます。中でも大人気なのが、「グラビティジャンプ」という装置。これに座ると、地球以外の月、火星、冥王星の重力を体験できます。月面では地球の6分の1の重力となり、大久保美咲リポーターも「すごい!私ってこんなに軽かったっけ!」と大ジャンプをしながら不思議な気分に。他にも、宇宙服のレプリカや、隕石に触れることができる展示など、大人も子どもも夢中になれる空間です。
『佐賀県立宇宙科学館“ゆめぎんが”』
佐賀県武雄市武雄町永島16351
0954-20-1666
(平日)9:15~17:15
(土日祝)9:15~18:00
月曜定休(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)
https://www.yumeginga.jp/
※営業時間などは変更される場合があります。事前にご確認ください。
※九州朝日放送 西暦2025年12月2日「地元応援live Wish+」の放送内容です。
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