じわりとくる辛味がクセになる！　箱崎名物のショウガを使ったスイーツたち～ふるさとWish福岡市～

箱崎の街を歩いていると目に入った、大人の膝丈ほどの小さな看板。ある古い雑居ビルの一室へと導いてくれます。

こちらは「ジンジャーベイクショップ」。店名にもなっている「ジンジャーケーキ」がイチ押しです。ショウガは長崎県産を使用。そして黒い色の正体は、チョコレートではなく糖蜜。サトウキビの搾りかすから出る黒いシロップで、個性的な甘さになるといいます。「ちょっと和菓子にも通じるような味です」と店長の井手徳子さん。試食した石井裕二リポーターは「ピリピリくる！ショウガ以外のスパイスも入っていて、新しい味です」と驚きます。

同店は不定期で移動販売もされています。東区の各駅周辺に出没する黄色い自転車が目印。出店情報は公式インスタグラムに掲載されています。

地元っ子が教えてくれた“黒い餅”

さて、2012年に惜しまれながら廃業した旧大学湯で、箱崎出身の抽象画家・銀ソーダさんと出会った石井リポーター。せっかくなので、おススメおやつを紹介していただきました。

向かったのは筥崎宮前の「筥崎鳩太郎商店」。銀ソーダさんが「製作の合間につい立ち寄って食べちゃう」というおやつは、約5年前に箱崎の新名物として売り出されたといいます。

それは「てつはう餅」。「蒙古襲来をテーマにしたお餅で、元軍が投げてきたてつはう（鉄砲）がモチーフです」と同店の林香枝さん。「てつはう」とは、元寇の敵を退けたという筥崎宮の伝記にも登場する武器のこと。竹炭を練り込んだ黒い餅に、クルミとショウガが入っています。ショウガ入りのお餅ってどんな味なのでしょう・・・ぜひ確かめてみてくださいね♪

ジンジャーベイクショップ
福岡県福岡市東区箱崎3-10-5梅津ビル201
092-775-8235

筥崎鳩太郎商店
福岡県福岡市東区箱崎1-44-20
092-292-9669

※この記事は2021年の情報です（「シリタカ！」4月1日放送、リポーター：石井裕二）