世界的な人気と知名度でプロレス界を牽引し、1980年代からは「イチバーン」の雄たけびで日本でもスター選手となったハルク・ホーガンさん。自宅のあるフロリダ州の病院で亡くなりました。71歳でした。 日焼けした肌、金髪のロングヘアー、馬蹄形の髭。そして2メートル1センチの長身に、鍛え上げられた肉体。マッチョイズムな80年代のアメリカを象徴するプロレスラーでした。 ハルク・ホーガンさん 「お前はパイソン（上腕二頭筋）の怒りを思い知ることになるぞ。“ハルカマニア”の怒りを思い知れ。力はここにあるんだ」 “アックスボンバー”を代名詞に日本でも活躍しました。1983年、全盛期のアントニオ猪木さんとのリーグ優勝戦では“失神”させて勝利しました。アメリカのプロレスは今や1兆円規模の興行です。ハルク・ホーガンさんが日本から持ち帰った技術を、エンタメと融合させたここでここまで成長したとも言われています。 日米の懸け橋的な存在でありました。 『キン肉マン』作者『ゆでたまご』嶋田隆司さん 「悲しい。しかし、あなたのオマージュのネプチューンマンはまだまだ活躍させるよ」 映画『ロッキー3』に出演するなど、幅広い分野でも活躍しました。プロレスは58歳の時に第一線から身を引きますが、1年前、再びニュースな人に。 ハルク・ホーガンさん（去年7月
　共和党大会） 「トランプマニアを解き放て！再びトランプマニアに統治させろ！トランプマニアにアメリカを再び偉大にさせろ！」 2カ月ほど前には新たなプロレス団体の設立を発表しています。 ハルク・ホーガンさん（5月） 「アマレス界のチャンピオンや金メダリストに夢を追い続ける機会を与えたいんだ。最初のイベントは8月30日だ。クレージーな催しになるぜ」 しかし。 CNN 「史上最も有名なプロレスラーの1人、ハルク・ホーガンが亡くなりました。71歳でした。心臓発作とみられます」 若いころから親交のあったトランプ大統領はSNSで。 トランプ大統領 「ハルク・ホーガンは最後までMAGAそのものだった。強くタフで頭も切れたが、なにより大きな心の持ち主だった」