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国交省 緊急災害対策派遣隊を民間から採用

社会

11/07 23:58


 国土交通省は災害時に現場でインフラ復旧などを支援する「TEC-FORCE」に新たに予備隊員を設置し、初めて民間などから320人を採用しました。 国交省関東地方整備局
 田中満統括防災官 「国土交通省関東地方政局非常勤職員に採用する。テックフォースよろしくお願いします」
 国土交通省には大規模災害などが起きた際に被災地でインフラ復旧などの技術支援などを行う緊急災害対策派遣隊、通称「TEC-FORCE」という組織があります。
 去年1月の能登半島地震では直後に石川県輪島市や珠洲市に入り、被災した道路やトンネルなどの被害状況の調査や、道路が寸断されて陸路で行けない地域には海上から復旧のための資材の搬入などを行いました。
 元々は国交省の職員で構成されたチームですが、今回新たに、激甚化する災害により迅速に対応するため、予備隊員として初めて民間などから募集し、全国で320人、関東では40代から70代の36人が採用されました。
 予備隊員は災害が起きた際に非常勤の国家公務員として被災地復旧のための現地調査や被災自治体からの支援の要望の調整など、必要に応じて現場に派遣されます。
 予備隊員には建設業など土木に関連する仕事を長年してきた人が多く、国交省は豊富な知識と経験を存分に生かしてもらえればと期待しています。 予備隊員
 荒井剛さん 「私は建設業で、東日本大震災の時は現場監督として行って復旧復興に役に立ったと思っているのですが、能登の地震では復旧復興に携わることができなくて歯がゆい思いをしたので、今回、技術などの話をしたいと思い応募しました」 予備隊員
 湯沢信さん 「日本で色んな災害が起きているところをテレビを通して目の当たりにすると、何かしなきゃっていう気持ちが湧き上がってくるところがありまして、地域の建設業で培った技術や知識で何か手助けできないかといつも考えていました」
 予備隊員は今後、必要な研修を受け、災害時の出動に備えるということです。

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