旧免許証情報不適正に取り扱い問題 約30年前から複数の署で慣習か 神奈川県警
社会|
10/22 16:38
神奈川県警が運転免許証の更新に伴って回収した古い免許証を不適正に取り扱っていた問題で、およそ30年前から複数の警察署で行われていたとみられることが分かりました。
8月、保土ケ谷警察署の警備課に所属する巡査長の男性が、同僚と店で飲酒後、リュックサックに入れていた失効済みの免許証およそ30枚を駅構内に置き忘れ、一時紛失しました。
神奈川県警が調査したところ、男性は別の警察署の警備課で勤務していた時に、交通課員から失効した免許証をすべて引き渡され、個人情報を利用していたことが分かりました。
神奈川県警ではこれまで、旧免許証は「速やかに幹部立ち合いのもと裁断」するよう交通部が指導していました。
しかし、警察庁によりますと、警備部門における対象者について、顔写真などの情報を集めようとしていたということです。
神奈川県警の調査で複数のベテラン捜査員に聞き取りをすると、「平成一桁当時には行われていた」という趣旨の説明があり、免許証の不適正な取り扱いは少なくとも30年ほど前から複数の警察署で行われていたとみられることが分かりました。
「長年の慣習」になっていた可能性があるということです。
個人情報保護法に抵触する可能性が高いことから、警察庁は先月、「調査・指導チーム」を設置し、神奈川を含む全国の警察に対して調査を開始しました。
また、これまで失効済みの免許証の返却については全国で方針が統一されていませんでしたが、今月9日、穴を開けたうえで、原則返却するよう全国に通達しました。
神奈川県警は「誠実に実態解明を進めていく」とコメントしています。







