「生活道路」新ルール あなたの道は?
社会|
09/01 19:45
「生活道路」の法定速度が1日から時速60キロから30キロに引き下げられました。一般道の約7割が対象ということで、いつもの道もルールが変わっているかもしれません。
■「生活道路」きょう新ルール
1日から交通ルールが変わります。
変わるのは法定速度で、「生活道路」の法定速度が1日から時速60キロから30キロに引き下げられます。
東京・江戸川区の道路では警視庁が可搬式のオービスを使い、取り締まりにあたりました。
近隣住民
「結構、スピードを出す人がいる。安心感は増すのではないか」
番組では1日に東京・新宿区の生活道路を取材。法定速度が30キロに変わった初日、実際にどのくらいの速度で車が走っているのか計測してみました。
運転に慣れていそうなトラックが、ちょうど30キロ前後で通過していました。
幹線道路につながる道路というのもあってなのか、午前11時ごろに通った10台中4台が時速30キロを超えていました。まだ知らない人も多そうです。
運転を生業にするタクシードライバーは…。
タクシー運転手
「(Q.時速40キロ、50キロ出すことあった?)あるでしょう。特に、この商売は客に『もっと早く』と言われるのはしょっちゅうだから」
「今後、どういう取り締まりをしていくのか」
「スピード違反」は超過した速度ごとに違反点数が決まるため、従来の法定速度60キロで走ってしまうと「一発免停」になる可能性もあるのです。
■時速30キロ制限
あなたの道は?
法定速度60キロから30キロへ。改正の狙いはどこにあるのでしょうか。
今回、法定速度が変更された生活道路とは「中央線」や「中央分離帯」がない比較的、狭い道路のことで、高齢者や子どもも行き交う地域住民の生活に利用される道路です。
今回の改正の狙いは、この生活道路の「死亡事故を減少させる」ことにあるといいます。
警視庁交通執行課
青山伸也管理官
「人が出てきた場合は大きな事故に発展しやすいので、しっかりと速度を落として走行していただきたい」
車はすぐには止まれないもの。時速60キロで走る車の「制動距離」、ブレーキが利き始めてから車が停止するまでを計測した映像では15メートルを超えました。
一般的には停止するまでの距離はこのブレーキが効いてからの距離に加え、危険に気付いてからブレーキを踏むまでの距離も進んでしまうので、時速60キロだと停止までに約44メートル掛かるとされています。
ただ、これが時速30キロだと、3分の1以下の14メートルにまで抑えることができます。
この停止距離の差は大きく、車との衝突事故での歩行者の致死率は時速60キロで17.4%もあるのに対し、時速30キロだと0.9%にとどまることも分かっています。
警視庁は「制限速度を守って思いやりのある運転をしてほしい」と呼び掛けています。







