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外国人BBQ客がごみ放置&迷惑駐車 地元住民は16カ国語の警告文を掲示 群馬・桐生市

社会

09/20 13:04


 群馬県にある川の上流で、16カ国の言語でごみの放置を警告する文書を掲げている場所があります。下流でバーベキューが禁止になったことで、今度は上流で迷惑行為が深刻になっています。 ■BBQ客が迷惑駐車
 道の両側に車
 群馬県桐生市を流れる川。上流にあたるこの場所に集まっているのは、多くの外国人です。民族衣装のような服装の人もいれば、なかには、中東発祥といわれる水たばこを持ち込み、一息入れる人もいます。
 この日の桐生市は最高気温37.9℃。うだるような暑さの中、水浴びやバーベキューを楽しむ外国人たちの姿が見られました。 外国人 「後でバーベキュー(をする)。チキン、豚、みんなでバーベキュー」
 外国人に人気を博すスポットとなる一方で、この場所で問題となっているのが、川を訪れた人たちによる路上駐車です。 地元住民 「なりふり構わず自分が止めたい所に好きに止めていってしまう。車が通れなくなる」
 住民が撮影した画像です。道の両側にびっしりと車が止められ、駐車の仕方次第では通行することもままなりません。一体なぜこの場所に多くの外国人が集まるのでしょうか。 地元住民 「ここより下流と、近くの川にバーベキューができる場所があったが、住民の苦情でコロナの時期に閉鎖した。場所を探して上流に向かいあそこに落ち着いたのだと思う」
 元々このエリアにはバーベキュー可能なエリアが2カ所ありましたが、ごみの放置やマナー違反が原因で閉鎖されました。代わりとなる場所を探し求めて集まってきた人達によって、迷惑駐車の列が発生しているのでは、と地元住民は話します。
 このあたりは車が使えなければ生活に不便を強いられる地域。住民は頭を抱えています。 地元住民 「警察に頼んでも巡回はしてくれるが、その時だけパッと散ってまたすぐ戻ってくるので。いたちごっこ」
 取材中にも迷惑駐車の列が発生しました。こうした状況に地元住民はこう話しました。 「道の両側に駐車されたら緊急の用事があっても向かえないし、緊急車両も通行できなくなってしまう」
 実際、現場では滝へ飛び込む人や拾った枝でたき火を行う人も。迷惑駐車の現状は、けがや山火事の際に救急車や消防車の到着を遅れさせる恐れがあります。 ■16カ国の言語で警告文
 問題は迷惑駐車以外にも起きていました。 地元住民 「ごみもそのまま置いていく」
 バーベキューコンロや網、イスや空き缶などのごみ。これは地元のボランティアの清掃活動によって集められたもの。こうしたごみが残されたままにされているのです。
 翌朝、外国人たちがいた場所には、ビールの空き缶がそのまま放置されています。さらに奥に行きますと、こちらも同様にお酒の缶が置いてあります。そしてその隣には、衣類のようなものでしょうか、そのまま放置されています。そしてさらに奥に進むと、バーベキューで使ったとみられる炭がそのまま放置されています。
 食品の残骸などがあり、地元住民はクマが人里に現れるきっかけになるのではと心配しています。
 地元住民はごみを放置していく人たちに対し、16カ国の言語で「ごみの持ち帰り」などを呼び掛けています。
 住民が悲鳴をあげる“迷惑駐車”や“ごみの放置”。こうした現状を県も把握していて、今後、桐生市や警察とともに地元住民との話し合いの場を設け、有効な対策を探っていく方針です。 (「グッド!モーニング」2025年9月20日放送分より)

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