観光客のクマ「待ち伏せ」問題に 知床国立公園に監視カメラ 設置中にもクマ出没
社会|
09/13 10:27
環境省は12日、知床国立公園内のクマが多く出没するエリアに監視カメラを設置しました。
ウトロ自然保護官事務所
「人が来てたまらないように抑止的な意味で監視カメラを設置した」
クマの撮影や観察を目的に観光客が車の中などで待機する「待ち伏せ行為」が問題となっています。
12日も監視カメラを設置していた最中に突如現れたクマ。
知床財団
「皆さん危ないので車に戻ってください」
去年、観光客らがクマに近づいた「危険事例」は70件確認されていて、2017年の統計開始以来、最も多かったということです。
先月には羅臼岳を登山中の男性がクマに襲われて死亡する事故が発生しました。
観光客のクマへの接近はクマの人慣れにつながり、人身被害の危険を高める恐れがあります。
環境省は監視カメラを不適切行為の防止につなげたいということです。
(「グッド!モーニング」2025年9月13日放送分より)