中3男子生徒が自殺 「重大事態」第三者委調査へ
社会|
09/09 05:56
大阪市の中学3年生が6月に自宅で自殺していたことが分かりました。市の教育委員会が実態調査を始めています。
6月、大阪市の中学校に通っていた3年生の男子生徒が自殺し、市の教育委員会は、いじめの疑いがあるとして「重大事態」と認定しました。
市の教育委員会や遺族によりますと、男子生徒は昨年度から今年度にかけて同級生から暴力を振るわれたり、教師から胸ぐらをつかまれたことがあったということです。
また、学校で短冊に「早く生き地獄から解放されますように」と記していました。
男子生徒の母親
「(短冊は)最後のSOSだったんだなって。(学校から)なんで教えてもらえなかったのか」
男子生徒の父親
「原因をしっかり知りたい」
8日、第三者委員会の初会合が開かれ、今後、いじめと自殺の因果関係や学校の対応について調べる方針です。
厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556