すし店同僚を刃物で“殺害” 逮捕の容疑者「怒りが爆発」 凶器はすし用包丁か
社会|
07/26 10:42
25日、東京・池袋ですし店の従業員が刃物で刺されて死亡する事件がありました。殺人容疑で逮捕されたのは、すし店の別の従業員で「関係がうまくいかず、怒りが爆発した」と供述しています。
■すし店
同僚を刃物で“殺害”
25日午後4時すぎ、これからにぎわうはずの繁華街が騒然となりました。
事件が起きたのは東京・池袋駅から徒歩3分のすし店で、開店の準備が進められていました。
殺人の容疑で逮捕されたのは店の従業員・石岡雅人容疑者(56)です。
石岡容疑者は、すし店の同僚・岩田知幸さん(32)の首や胸などを刃物で複数回刺して殺害した疑いが持たれています。
すし店の入り口の床で血を流して倒れていた岩田さん。その近くには、刃渡りおよそ30センチのすし用の包丁が落ちていて、凶器とみられています。包丁は、柄と刃の部分で折れていました。
現場の隣のビルで働く男性は次のように話します。
隣接する建物で働く男性
「最初パトカーがいて、消防車もいたので火事かと思った。火事かと思って聞いたら、傷害事件(当時)だと。隣でそんな事件起きるの、信じられない状況でしたね。けんかは多い地区だが、殺傷事件は聞いたことがなかった」
石岡容疑者は事件後、自ら歩いて数分の最寄りの交番へ出頭したといいます。
出頭した石岡容疑者
「人を刺した」
石岡容疑者は出頭した際、白いかっぽう着のような姿で、マスクの辺りには血がついていました。
事件発生からおよそ6時間後。規制線が解除されたビルには、店に続く階段の下には、血の跡のようなものが残されています。
同じ職場で働く2人に、何があったのでしょうか。
警視庁の取り調べに対し、石岡容疑者は…。
「関係がうまくいっていなくて怒りが爆発した」
事件が起きた際、店には2人の他にも複数の従業員がいました。警視庁は動機についてさらに調べを進めています。
(「グッド!モーニング」2025年7月26日放送分より)