日本三大うちわ「房州うちわ」作りが最盛期 美しい格子模様が特徴
社会|
06/14 13:15
夏本番を前に、千葉県南房総市では「日本三大うちわ」の一つである房州うちわ作りが最盛期を迎えています。
太さ1.5センチほどの竹を40本から60本に細かく割いて骨を作り、糸で交互に編んで扇形に仕上げます。
竹へらを使って、骨の間隔を整えながら、和紙や布などを丁寧に貼っていきます。
房州うちわは日本三大うちわの一つで、国の伝統的工芸品に指定されています。
竹の丸みを生かした柄と、半円の「窓」と呼ばれる部分に美しい格子模様が現れるのが特徴です。
うやま工房
宇山まゆみ代表
「良質な竹を使っているので、とても軽いです。しなりがあるので、ちょっとのあおぎで軽くいい風が来ます」
この工房では、1年間でおよそ2000本のうちわが作らています。
価格は通常のものは1本4000円~5000円ほどですが、高価なものになると2万円ほどで販売されるということです。