法政大ハンマー殴打事件 被告の女が起訴内容認める 「いじめをやめさせるには…」
社会|
06/13 19:43

東京・町田市にある法政大学のキャンパスで学生8人がハンマーで殴られ、けがをした事件で、傷害の罪に問われている女が初公判で起訴内容を認めました。
韓国籍のユ・ジュヒョン被告(23)は1月、法政大学・多摩キャンパスの教室で学生8人をハンマーで殴り、けがをさせた罪に問われています。
今月13日に東京地裁立川支部で初公判が開かれ、ユ被告は起訴内容を認めました。
そのうえで、「『くさい、韓国に帰れ』などと悪口を言われ、いじめられていた」「いじめをやめさせるためには殴るしかないと思い込んでいた」などと述べました。
一方、検察側は「犯行後、ユ被告は満足そうな表情を見せ、『血を流したんだ、よかった』と言った」「(被告を)いじめていた事実はなく、教室に居合わせた学生を無差別に狙ったことは明らか」などと指摘し、ユ被告に懲役3年を求刑しました。
弁護側は強迫性障害の影響などがあったとしたうえで、執行猶予付きの判決を求めました。
最後にユ被告は「被害者は何の非もないです。申し訳ないと思っています」と謝罪しました。
判決は27日午前11時に言い渡される予定です。