ALS患者嘱託殺人 医師の男懲役18年判決確定へ 最高裁が上告棄却
社会|
06/12 17:47

難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性(当時51)に依頼され、殺害した罪などに問われている医師の男について、最高裁は上告を退ける決定をしました。懲役18年の判決が確定します。
医師の大久保愉一被告(47)は別の元医師の男と共謀し、2019年に京都市内でALS患者の女性から依頼されて殺害した嘱託殺人の罪などに問われています。
裁判の中で大久保被告は「女性の願いを叶えるためだった」と述べ、弁護側は「嘱託殺人罪で処罰するのは憲法に反する」として無罪を主張していました。
1審の京都地裁は大久保被告に懲役18年の判決を言い渡し、2審の大阪高裁もこれを支持していました。
大久保被告側は上告していましたが、最高裁は今月12日までに退ける決定をしました。
これで懲役18年の判決が確定することになります。