北海道で先月中旬から震度4を観測する地震が立て続けに発生していることについて、気象庁は「それぞれの地震に関連性はない」との見解を示しました。
　気象庁によりますと、先月15日から今月2日にかけて、北海道の釧路沖や十勝沖などの太平洋側で震度4の揺れを5回観測しました。
　これらの地震について、気象庁は9日の定例会見で「このエリアはもともと地震が多い」としたうえで、震源が離れていることなどから「それぞれの地震に関連性はない」との見解を示しました。
　地震のエネルギーは過去に北海道周辺で被害を出した地震のエネルギーと比較すると1000倍以上、小さいということです。
　巨大地震に結び付くかは「分からない」としたものの、北海道や三陸地方では、これまでも規模の大きな地震が度々発生しているため、日頃から揺れへの対策などを引き続き行ってほしいと呼び掛けました。