【速報】棋聖戦五番勝負第1局 藤井七冠が勝利 6連覇へ好スタート
社会|
06/03 19:48
賞金総額が大幅にアップし、5000万円になった棋聖戦五番勝負の第1局は藤井聡太七冠(22)がタイトル初挑戦の杉本和陽六段(33)に勝利し、6連覇に向けて好スタートを切りました。
棋聖戦の第1局は栃木県日光市の「日光金谷ホテル」で3日午前9時から挑戦者・杉本六段の先手で始まりました。
五番勝負の棋聖戦は先に3勝した方がタイトルを獲得します。
藤井七冠は去年、5連覇を達成して「永世棋聖」の資格を獲得していて、今回6連覇を狙います。
一方、挑戦者の杉本六段はタイトル初挑戦ですが、名人戦で藤井七冠に挑戦した永瀬拓矢九段に挑戦者決定戦で勝利し、勢いに乗っています。
藤井七冠は対局前日の会見で「盤上で一手ごとの景色の移り変わりを表現できるような濃密な戦いにできるように全力を尽くしたい」と話していましたが、対局は今月3日午後7時15分すぎ、杉本六段が投了し、後手の藤井七冠が勝利しました。
棋聖戦は今回から優勝賞金が4000万円となり、特別賞の1000万円と合わせると事実上の総額は5000万円で、優勝賞金が最高額である竜王戦の4400万円を上回りました。
藤井七冠が連勝して6連覇に王手をかけるか、杉本六段が1勝するのか、注目の第2局は18日に兵庫県洲本市で開催されます。