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祖父母殺害 同居の孫を逮捕 第一発見者装う?未明の犯行~夕方に自ら“発見”

社会

05/11 23:30

愛知県・田原市の住宅で70代の高齢夫婦の遺体が見つかり、同居していた16歳の孫が逮捕された事件。夫婦の遺体の全身に、複数の刺し傷や切り傷があったことが分かりました。 ■“全身に切り傷” 祖父母殺害 孫を逮捕 (梅谷悠祐記者)「午前8時半です。少年を乗せた車が田原警察署から出てきました。」 11日、祖父を殺害した容疑で検察に身柄を送られた16歳の少年。事件は被害者家族の通報から発覚しました。 「2人が血を流して倒れている。もう意識がない」 愛知県・田原市にある住宅で、9日、この家に住む75歳の夫と72歳の妻が、血を流して死亡しているのが見つかりました。事件が発覚したのは、9日午後4時半ごろ。帰宅した16歳の孫が、祖父と祖母が、血を流して倒れているのを発見。話を聞いた母親が通報しました。 (被害者を知る人)「おじいさんもおばあさんも人当たりの悪い人じゃなくて、普通に会話ができますし、おばあさんは元保母さんで、(保育園の)園長先生もやっていたので、本当に人当たりのいい人たちだと思っています」 (被害者を知る人)「(祖父は)本当に明るい方で細かいことに気が利いて楽しい方でした。トラブルは全然聞いたことがなかった」 10日になり事態は急展開。警察は、被害者夫婦の16歳の孫を、祖父を殺害した疑いで逮捕。取り調べに対し、容疑を認めており、祖母の殺害についてもほのめかす供述をしているといいます。 現場の住宅は木造2階建て。夫婦は1階の寝室で、布団の脇にパジャマ姿で倒れていました。逮捕された16歳の孫は、この住宅に祖父母と一緒に住んでおり、両親は同じ敷地内の“離れ”で暮らしていました。 警察によると、死因はいずれも出血性ショックで、首を切られたことが致命傷になったといいます。また、体の広い範囲に、刺し傷や切り傷が複数確認されていて、警察は16歳の孫に“強い殺意があった”とみています。 Q.家族の印象は? (容疑者を知る人)「仲がいいような噂は聞いていて、びっくりですね」 ■逮捕の孫 未明の犯行→夕方に“発見” 被害者には争った形跡がなく、警察は祖父母が寝静まったところを狙った可能性があると言います。また、その後の捜査関係者の取材で、16歳の孫は、自宅にあった包丁で2人を刺したとみられることが分かりました。包丁は事件発覚後、自宅の敷地内で見つかっています。 さらに、事件が起きたのは、9日の午前2時ごろ。しかし16歳の孫は、同じ日の夕方に帰宅した際に遺体を発見したと伝えていたことから、警察は孫が第一発見者を装ったとみています。 (容疑者を知る人)「しっかりした子だなという印象です。そんなことをする子だとは思っていなかったんですけどね。あいさつもしっかりできるし、愛想も良かったので印象は良かったですね」 16歳の孫は、まだ動機について語っていません。 5月11日『有働Times』より