ミャンマー大地震から1カ月 現地活動の医師ら支援継続訴え
社会|
04/28 19:02
ミャンマーで起きた大地震から1カ月となる今月28日、現地で被災者の診療を行っていた日本の医師らが会見を開き、継続的な支援の必要性を訴えました。
被災者への支援などを行うNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」の医師らは震源地に近いミャンマー・ザガインに4月4日ごろに入り、延べ200人ほどの診療を行いました。
震災から1週間後の現地入りでしたが、骨折などの大けがでも診療を受けられず、潰れた家の前で寝ているような人も多くいたということです。
また、内戦が続いて電気や水が十分でないなか、気温は38℃にもなるテントでの治療が続きました。
ピースウィンズ・ジャパン
稲葉基高医師
「世の中の関心が薄れることが被災地にとってのダメージだと思います。紛争下に大きな地震が起きて多くの命が失われている。それに対して日本人は何ができるのか問い続けることが今一番、我々にできることだと思います」
ピースウィンズ・ジャパンは継続的な支援の必要性を訴えていて、今後も物資の支援などを続けていくとしています。