万博・フランス館「もののけ姫」の巨大タペストリーに注目
社会|
04/18 23:29
大阪・関西万博のフランス館にスタジオジブリの人気作品を巨大な織物で表現した展示物が登場し、注目を集めています。
パビリオンを入ると、すぐに目に入るのは室内装飾用の巨大な織物「タペストリー」。
「もののけ姫」の1シーン「呪いの傷を癒やすアシタカ」を織り上げた作品です。
タペストリーはユネスコの無形文化遺産に登録されているフランス中央部の街・オービュッソンの伝統工芸品で、この作品は職人が約1年かけて織り上げました。
スタジオジブリ執行役員
西岡純一氏
「温かみと情熱、これにかける情熱と人間の手仕事によるパワーが宿っていて、すごくオーラがあるように感じました」
スタジオジブリの西岡氏は「映画作品を織物として何百年も残せることに意味がある」と歓迎しました。
フランス館の総監督は「もののけ姫」が人と自然との関係について問い掛ける作品だとして共感を示し、「パビリオンの構想の最初から、この作品を展示することだけが決まっていた」と展示にかける思いを語りました。