カンボジアから強盗や特殊詐欺の「アポ電」をする闇バイトを紹介したとして、22歳の男が逮捕されました。
　埼玉県春日部市の石川哲也容疑者は先月、18歳の男性ら2人に強盗や特殊詐欺のために資産などを電話で確認する、いわゆる「アポ電」の闇バイトを紹介した疑いが持たれています。
　警察によりますと、石川容疑者は男性らに「銀行員のふりをして電話をして、タンス預金の在りかを聞いて、次の日にそれを奪いに行く」と説明していて、電話のかけ場があるカンボジアに渡航するよう指示していました。
　石川容疑者と男性らは知人同士で、同じ家に住んでいたということです。
　調べに対して、「冗談で言った」と容疑を一部否認しています。
　警察はこれまでにもカンボジアを拠点にした特殊詐欺グループを摘発していましたが、石川容疑者が所属していたのは別のグループとみて全容解明を進めています。