世界の平均気温4度上昇で日本の極端な高温や大雨が大幅増加の予測 気象庁など
社会|
03/26 23:43
気象庁などは世界の平均気温が4度上昇すると、日本では100年あたり極端な高温は約99回、極端な大雨は約5回発生するなどの予測を公表しました。
気候変動に関する懇談会
花輪公雄会長
「世界的には、地球温暖化は人類が直面する非常に重要で喫緊の課題である」
気象庁と文部科学省は26日、日本の気候変動について、これまでの観測結果や将来予測を取りまとめた報告書を5年ぶりに公表しました。
報告書では、日本の平均気温がこれまでに100年あたり「1.4℃」の割合で上昇したとの観測結果が示されました。
そのうえで、世界の平均気温が4度上昇すると、日本では工業化以前に100年あたり1回しか起きなかった極端な高温は約99回発生するとの予測が示されました。
大雨は100年あたり約5.3回、発生するということです。
気象庁などは5年後に新たな報告書を策定する方針です。