“限界都市”ゴミ袋1枚135円 保育園までなくなる…何が?
社会|
03/17 18:14
ある街が危機的な状況を迎えています。ごみ袋が1袋135円に。一体、何が起きているのでしょうか。
■“限界都市”ゴミ袋1枚135円
北海道北見市で売られている指定のごみ袋。来年10月にも最大1.5倍値上げされ、最大サイズで10枚1350円になる可能性があります。
北見市民
「厳しい。かさばるような物を控えたりする」
「買わないわけにはいかないから買うけれど、ごみはなるべく出さないようにする」
■保育園までなくなる…何が?
さらに保育園が今月いっぱいで閉園に。北見市で、一体何が起きているのでしょうか。
北見市
辻直孝市長
「持続可能な財政運営は困難となる」
北見市が去年、公表した「中期財政計画」。来年度から毎年30億円以上の不足になる見通しだと明かされました。
辻直孝市長
「このままの財政運営を続けていけば、収支見通しは大幅に悪化する」
北見市に押し寄せている“財政危機”の波。
参加者
「あんたたちは本当に見通しが甘い」
「『行政が決めたから全部お前ら納得せい』という言い方だったら、あまりにも卑怯(ひきょう)だよ」
住民団体の代表
鹿内良さん
「じゃあ行政はそれで決まりってことでしょ。そういうことでしょ。じゃあ話をしたって無駄」
2年後の2027年4月の開校予定だった小中一貫の義務教育学校の設立も去年8月、突然白紙となりました。
鹿内良さん
「地域としては学校を核にして町おこしをしていきたい。北見市の人口がもっと減ったり、若い世代が残らないことに対してすごく不安を覚える」
なぜ、このような状況に陥ったのでしょうか。
北見市民
「市役所の庁舎見たら、人口減ってきているのに立派なもの建てて、なんか腹立ってきた」
「『合併しなきゃ良かった』と皆、言っている」
北見市は2006年、周辺の3つの町と合併。面積は道内の市町村で最大となりました。
辻直孝市長
「全道一、大きな面積に加え、全道主要都市で最も低い人口密度」
インフラ・公共施設の維持管理や運営費用は合併以降、およそ20億円増加。
北見市財政課
信本拓人課長
「そんなに遠くない将来、やっていけなくなるだろうと。これほどの収支不足はやはり抜本的な見直しによって解消しなければならない」
こうした状況に北見市は、市長の報酬や幹部職員の役職手当・ボーナスを減額するなどして改善していく計画です。
北見市
現役の職員
「市民に申し訳ない。お金を預かって負託を受けた市長の下で働いている状況のなかで、『お金が足りない』ということで不安を与えてしまうのは申し訳ない」