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産総研の情報漏洩事件 中国籍の元研究員に猶予付き有罪判決 東京地裁

社会

02/25 15:48


 国立研究開発法人「産業技術総合研究所」の情報を中国企業に漏洩(ろうえい)したとして不正競争防止法違反の罪に問われている中国籍の元主任研究員に対し、東京地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
 産業技術総合研究所の元主任研究員で中国籍の権恒道被告(61)は2018年4月、「フッ素化合物」の合成技術に関する研究所の営業秘密をメールで中国企業に漏洩したとして、不正競争防止法違反の罪に問われています。
 今月25日の判決で東京地裁は「研究施設内から勤務中に行われた背信的で大胆な犯行」「国費が投入される国立研究開発法人の研究者に対する信頼を裏切った」などと指摘しました。
 そのうえで「長期にわたる在職中には研究員として相応の貢献もあった」などとして、権被告に対して懲役2年6カ月、執行猶予4年、罰金200万円を言い渡しました。
 これまでの裁判で権被告は「いわれのない告発で、私の人権への侮辱で日本社会の恥」などと無罪を主張していました。

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