“裏金問題”の候補が復活のなか…大物議員相次ぎ落選
政治|
02/09 19:51
自民党の“裏金問題”の候補者たちの多くが当選した一方、中道の大物議員は相次いで落選。共同代表がそろって辞任する意向を表明しました。
■自民
裏金問題の候補ら復活も…
選挙で大勝ちした高市総理大臣。ある自民党幹部は、こう話しています。
自民党幹部
「これで官邸一強体制になる。勝たせてもらった人…“高市チルドレン”は文句も言えない」
高市総理は9日午後、日本維新の会の吉村代表らと会談。両党首に笑顔はありませんでした。
日本維新の会
吉村代表
「自民と維新の連立政権、これをしっかりと強化し、継続してこれからもやっていこうと意識合わせを致しました」
今後、閣内協力の要請があれば前向きに考えたいということです。
自民党は118議席増やして結党以来、最多の316議席を獲得。1つの政党が単独で3分の2以上の議席を獲得したのは戦後初めてで、まさに歴史的大勝です。
比例名簿に載せた候補者が足りず、14議席も他の党に譲る事態となりました。
維新は2つ増やして36議席。与党は合わせて352議席となり、参議院で否決された法案を衆議院で再可決することができる数を得ました。
躍進したのは13議席増やした参政党とゼロから11に議席を増やしたチームみらい。国民民主党も1つ議席を増やしましたが…。
国民民主党
榛葉幹事長
「今回は逆風。大逆風だよ」
“大逆風でも1議席を増やしたことは評価に値する”と話す国民民主党の榛葉幹事長。与党には謙虚な姿勢を求めました。
国民民主党
榛葉幹事長
「衆議院で3分の2以上持っているので、参議院でどれだけ(法案が)否決されようとも、衆議院でもう1回やれば通るんだろという傲慢さが頭をもたげると国民が不幸になるので、だからこそ謙虚にならなければいけないね」
「謙虚」という言葉は与党からも…。
自民党
石破前総理大臣
「政府を謙虚に機能させる、国会を公正に運営すると。その思いを忘れてはいかんと」
トランプ大統領(SNSから)
「サナエの大胆かつ賢明な決断が大きな成功を収めた。サナエ、あなたとあなたの連立政権を支持できたことを光栄に思う。『力による平和』という保守的な政策が実現することを祈っている」
メローニ首相(SNSから)
「私の親友であるサナエと、新しい日本の議会の幸運を祈ります」
■中道の“大物議員”
相次ぎ落選
一方、非常に厳しい結果となったのが中道改革連合です。
中道改革連合
野田共同代表
「私と斉藤共同代表から、今回の歴史的な大敗の責任を取って辞任をさせていただきたいという趣旨のお話をさせていただきました」
野田氏と斉藤氏の両共同代表は役員会で辞任する意向を表明し、了承されました。
立憲民主党と公明党が合流した中道は118議席を減らす大敗。3分の1以下に減る事態に…。野党第1党ではありますが、戦後最少の49議席となりました。
中道改革連合
野田共同代表
「結果を出せないということは、やっぱり私の器は駄目だとしか言いようがないですね」
「万死に値すると思ってます。責任は痛感しています」
中道改革連合
斉藤共同代表
「今回、公明票が動かなかったのではないかというご指摘ですが、そんなことはないと思います。今回ともした中道の火を決して消してはいけない」
党を存続させ、新しい代表を選ぶ代表選を実施する方針の中道。分裂含みの展開は否めません。
中道改革連合
野田共同代表
「どうしても何となく時代遅れ感が2人には付きまとっていたと思います」
「(Q.党が分裂する危機感は?)分裂しないように丁寧に議論を進めていきたい」
今回、中道改革連合の当選者を見ると、比例名簿上位を占めた公明党出身議員は28人全員が当選。結果的に前回よりも4つ議席を増やす結果となる一方…。
立憲民主党出身の大物議員は相次いで落選。党の重鎮・小沢一郎氏や岡田克也氏のほか、枝野幸男氏も…。
宮城4区で10回連続当選してきた安住共同幹事長は比例で復活当選できず、永田町を去ることに…。
中道改革連合
安住共同幹事長
「残念ながら今回、結果が出ませんでしたので、私の方からおわびを申し上げます」
北海道8区で落選、比例復活できなかった逢坂選対事務局長は…。
中道改革連合
逢坂選対事務局長
「もちろん政治活動は続けますよ。一番大きいのはお金の問題かな。事務所をどうやって維持するかとか。ストレートに言うと懐具合と相談しながら、どんな政治活動になるかということですね」
党の重鎮で戦後最多の20回目の当選を目指していた岩手3区の小沢一郎氏も比例で復活できませんでした。
れいわ新選組や共産党は議席を減らし、社民党は議席を獲得することができない事態に…。
社会党時代も含めて国政選挙で獲得議席がゼロだったのは初めてのことです。福島党首からは、こんな言葉が…。
社民党
福島党首
「なんか裏金議員が皆、復活して、うーんというか」
派閥の裏金問題に関与した自民党の候補者たち。今回、自民党は44人を公認。比例代表との重複立候補も認めるなか、次々と当選を果たしました。
自民党
武田良太候補
「1年3カ月の間、本当にどん底に落ちた武田良太をずっと支えていただきまして、背中を押していただきまして」
前回の衆院選では落選したものの今回、復活を果たしました。
自民党
下村博文候補
「今回、本当に1年4カ月ぶり国政に戻ることができました。本当に皆さんのおかげです。ありがとうございます」
自民党
丸川珠代候補
「スタッフの皆さん、今回の選挙で前回のくやしさを無事に晴らしていただけたかと」
小選挙区で勝利した裏金問題の候補は33人。4人が比例復活し、比例単独の5人も全員が当選。
自民党
杉田水脈候補
「小選挙区では本当に残念な結果になった。比例がまだ残っていますので」
その杉田候補ですが、比例復活ならず。裏金問題の候補者のなかで落選したのは44人中2人だけでした。





