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「信じられない」 立憲の協力にほか野党猛反発 年金法案が“スピード通過”

政治

05/31 10:45


 30日、基礎年金の底上げが追加された年金関連法案が衆議院を通過しました。修正案の提出から、衆議院では審議時間が2日しかないスピード通過で、立憲を除く野党が猛反発しています。 ■年金法案が“スピード通過” 日本維新の会
 青柳仁士政調会長 「この委員会ですね、10日間しかやってないわけですよ。ちゃんとした抜本的な議論を行う期間、そしてその場が必要ではないか」 石破茂総理大臣 「各党において、本当に真剣な議論を積み重ねた結果、今日のこの委員会に結実していると思っている」
 30日に衆院本会議で可決された年金制度改革関連法案。パートなどで働く人が厚生年金に加入しやすくなるよう、「年収106万円の壁」の賃金要件や、従業員51人以上の企業規模の要件の撤廃などが法案に盛り込まれました。 石破大臣 「最終的には99.9%を超えるほぼすべての厚生年金受給者の給付水準が上昇する」 ■立憲の協力「信じられない」
 27日に、立憲民主党が求めた厚生年金の積立金を基礎年金の底上げに活用する底上げ策を与党が受け入れ、共同提出した修正案が30日に可決されました。
 その立憲に対し、他の野党からは批判の声が上がっています。 国民民主党
 浅野哲議員 「野党の総意を与党に伝える、筆頭の立場の野党第1党である皆様が、重要広範議案の審査で他の野党との協議を横に置き、真っ先に与党との協議に突き進んだ一連の行動には、強い違和感」
 さらに、底上げに必要な財源の結論が先送りされたほか、一部の高齢者の年金が減る可能性もあることから、立憲を除く野党は「熟議されていない国会」などと反対しました。 青柳政調会長 「筆頭だけで決めてしまうやり方自体が、全く納得いくものではない。立憲が“熟議の国会”と言っていたが、どのあたりに熟議があったのか」 国民民主党
 榛葉賀津也幹事長 「完全にきばが抜かれちゃったね。野党第1党の協力によって。信じられない感じでございます。内閣不信任決議案を出されたくない石破内閣と(立憲は)戦うふりをして、出したくなかったのが見え見えになった」
 また、財源に厚生年金の積立金の一部が使われることを“毒入りあんこ”などと批判していた自民党の河野前デジタル大臣は、今回の採決を欠席しました。
 一連の批判に対し、立憲民主党の野田佳彦代表は次のように述べています。 「限られた会期の中で、大事な法案について結論を出すという 意味においては、この時期はギリギリの段階だと思いますので、やむを得ない対応だったと思う。元々この法案が出てきたのが遅かったですから。遅かったしお尻が決まっているので、ある意味急いで、スケジュール感をもって進めなければいけなかったということに尽きる」 (「グッド!モーニング」2025年5月31日放送分より)

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