毎日放送「ゼニガメ」で放送倫理違反 BPO
政治|
04/24 22:06

毎日放送の情報バラエティ番組「ゼニガメ」が去年、偽の遺品買取の現場を放送したとしてBPO(放送倫理・番組向上機構)は放送倫理違反があったと判断しました。
関西ローカルで去年7月に放送された「ゼニガメ」は、古物買取業者が家屋の金庫から金の延べ棒を見つける様子を放送しました。
しかし、放送後、視聴者からの情報提供を元に調べたところ、実は金庫は業者がネットオークションで撮影直前に落札したもので、さらに業者が偽の依頼人や家屋を用意していたことが明らかになりました。
BPOでは番組が虚偽の演出をしたわけではないものの、十分な事実確認をしなかったことに放送違反があったと判断しました。
毎日放送は「指摘を真摯に受け止め、今後の番組制作において事実確認の徹底など、引き続き再発防止策を実行して参ります」とコメントしています。