「切迫感持ち抑止力強化」日米防衛相 対面で初会談
政治|
03/30 18:09
中谷防衛大臣はアメリカのヘグセス国防長官と初めて対面で会談しました。
中谷防衛大臣
「それぞれの防衛力の強化、そして日米同盟の抑止力・対処力の取り組みについて切迫感を持って進めていくという決意を確認をいたしました」
会談では、中国について東シナ海などでの一方的な現状変更の試みに反対することを確認しました。
また、自衛隊とアメリカ軍の指揮・統制の向上に取り組み、実践的な共同訓練の拡充などを含め、南西地域での共同プレゼンスの拡大を、日米同盟の最優先事項の一つとして取り組むことでも一致しました。
防衛費の負担増を巡っては中谷大臣は共同会見で、「特定の数字は出ていない。大切なのは防衛力の中身だとの説明に理解を得られた」と強調しました。
一方で、ヘグセス長官は「日本は我々の同盟においてどのような能力が必要なのかを正しく判断すると確信している。日本は同盟国として模範的な国だが、もっとやらなければいけないと日米ともに認識している」と述べました。
強化中止を検討していると報じられていた在日米軍については「人員を増やし戦う司令部として再編する」と表明しました。