安倍派元幹部の招致を提案 予算案は31日に成立見通し
政治|
03/28 11:53
新年度予算案を巡り、与野党は31日に採決することで合意し、年度内に成立する見通しとなりました。
(政治部・村上祐子記者報告)
自民党が安倍派の幹部だった世耕議員の参考人招致の議決を提案したことで、野党側は採決に応じることになりました。
野党側は、参考人招致を通じて裏金問題のさらなる実態解明を求め続けていく方針です。
一方、企業・団体献金を巡っては、自民、公明、国民民主の実務者が会談し「規制強化」を軸に今後も協議する方針を確認しました。
自民党
政治改革本部
小泉事務局長
「きょうこの実務者協議が動いて、企業・団体献金については禁止ではないよと。そういったことの一致点を見たっていうのは大きいと思います」
自民党は「何も決まらないでは、世論の納得をえられない」として、時間をかけてでも合意形成を図りたい考えです。
一方、立憲民主党はあくまで「禁止」を求めていく構えです。
立憲民主党
野田代表
「国民民主には野党の戦列に加わるように要請をし続けていくというのが基本線であります」
予算案については、年度末ぎりぎりでようやく見通しがたったものの、来月以降も「政治とカネ」を巡っては厳しい政権運営が続きます。