アフガニスタンとパキスタンの国境地帯で再び軍事衝突が起き、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの暫定政権は「民間人12人以上が死亡した」と発表しました。
　アフガニスタンメディアによりますと、タリバン暫定政権は15日、パキスタン軍が国境地帯を攻撃し、民間人12人以上が死亡、100人以上が負傷したと発表しました。
　タリバン側も反撃し、「多数のパキスタン兵を殺害した」と主張しています。
　一方、パキスタン軍は攻撃を仕掛けたのはタリバン側だと反論し、応戦するなかで「15人から20人を殺害した」と発表しました。
　国境地帯の別の地域でも軍事衝突があり「タリバン側で25人から30人が死亡したとみられる」と主張していて、両国の間で緊張が高まっています。