ガザ侵攻でイスラエル人入学停止 軍幹部学ぶ英国防大学「英軍教育は国際人道法遵守」
国際|
09/16 23:58

イスラエル政府がガザ地区での軍事作戦を拡大したことを受け、イギリスの王立国防大学はイスラエル人の入学を停止することを決めました。
ロンドンにある王立国防大学はイギリス軍のほか、各国の軍隊の高級幹部などが安全保障を研究する機関で、イスラエル軍からは現在、幹部数名が在籍しています。
イギリス国防省は「イギリス軍の教育課程は国際人道法の遵守を重視している。イスラエル政府がガザ地区での軍事作戦拡大を決定したことは誤りだ」とし、今後、イスラエル人の新たな入学を一時停止する決定を下しました。
「即時停戦、人質の解放、住民への人道支援を急増させ、戦争を終わらせる外交的解決が今こそ必要だ」とコメントしています。
テレグラフ紙によりますと、イスラエル国防省の高官はこの決定に「不名誉な裏切り行為だ」と非難したということです。
イギリス政府は今月、ロンドンで開かれた防衛産業の展示会でもガザでの軍事作戦を受けてイスラエル政府代表団の招待を取りやめていました。