国連総会はイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を支持する宣言を賛成多数で採択しました。 国連総会議長 「この議案は採択されました」
　193カ国で構成する国連総会は12日、イスラエルとパレスチナの2国家共存を支持する「ニューヨーク宣言」を日本を含む142カ国の賛成多数によって採択しました。
　アメリカやイスラエルなど10カ国が反対、12カ国が棄権しました。
　宣言はイスラエルによるガザ地区の民間人やインフラへの攻撃が「人道的な大惨事と安全保障の危機をもたらした」と非難し、2国家共存に向けて「具体的で期限付きの不可逆的な措置を講じる」としています。
　22日にはパレスチナ問題を巡る首脳級の会合が開かれてフランスやイギリスなどが国家承認をする見通しで、日本も立場を表明するとみられています。