エプスタイン事件 「手紙」実在か 女性の輪郭を示す絵 トランプ氏「偽物」と否定
国際|
09/09 12:36

未成年者への性的虐待罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン氏に、トランプ大統領が送ったとされる手紙が実在したと複数のアメリカメディアなどが報じました。
トランプ氏が送ったされる手紙は、2003年のエプスタイン氏の50歳の誕生日に作成したとされています。
女性の体の輪郭を示す絵が描かれていて、トランプ氏のサインとともに「毎日が素晴らしい秘密でありますように」と書かれています。
エプスタイン氏の遺産を管理する側がアメリカの下院の監視・説明責任委員会に提出した資料に、この手紙が含まれていたと、ウォール・ストリート・ジャーナルなど複数のメディアが報じています。
トランプ氏はこれまで、この手紙を「偽物だ」と一貫して否定しています。
7月には、手紙の存在を報じたウォール・ストリート・ジャーナル社などを名誉毀損で訴え、少なくとも100億ドルの損害賠償を求めました。
下院委員会は、エプスタイン氏を巡る政府の捜査の監視を目的として、遺産管理者側に手紙を含む文書の提出を命じていました。
ニューヨーク・タイムズは、この手紙の存在が、エプスタイン氏との関係を巡るトランプ氏の説明に矛盾を生じさせると指摘しています。
これに対し、トランプ氏側は、手紙のサインは偽造されたものだと主張しています。
しかし、イギリスのガーディアンは、これまでのトランプ氏のサインと酷似していると報じており、真偽を巡る議論が続いています。
今回の手紙の確認はトランプ氏の今後の政治的立場に影響を与える可能性もあり、説明責任が問われることになりそうです。