中東のイエメンを拠点とする親イラン武装組織「フーシ派」は30日、イスラエル軍による空爆で首相をはじめ複数の閣僚が死亡したと明らかにしました。
　フーシ派系のメディアによりますと、イスラエル軍は28日、フーシ派が実効支配するイエメンの首都サヌアを空爆しました。
　この空爆でフーシ派政権の首相であるラハウィ氏をはじめ複数の閣僚が死亡したということです。
　ロイター通信によりますと、標的となった場所ではフーシ派の指導者の演説を聞くために幹部らが集まっていたということです。
　フーシ派は声明で「いかなる課題や危険にも立ち向かうため軍を構築し発展させる」と強調しました。
　フーシ派の後ろ盾であるイランなどが反発を強めるのは必至で、イスラエルへの報復を激化させる可能性があります。